立松和平全小説10
キョウカイヲイキルイチ

境界を生きる1

立松和平 著
ISBN 978-4-585-01278-8 Cコード 0393
刊行年月 2010年11月 判型・製本 A5判・上製 328 頁
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定価:4,950円
(本体 4,500円) ポイント:135pt

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書籍の詳細
まだ遠かったが、雷は確実に近づいてきた。

先祖伝来の田畑を売り、残った土地でトマトを栽培しながら農業生活を取り戻そうと奮闘する満夫。中央と地方、都市と農村、家族と個人、経済成長と労働構造……。ひとびとが生を営む境界線上に現れた<崩壊>を予感し、時代の核心を射て書かれた『遠雷』。〈土〉を手放し、〈家〉から離れた人間の生は、本来的なものとして存在し続けることができるのか。続編『春雷』とともに前期立松文学の最高峰をなす、代表的傑作。

 

 

目次
遠雷
春雷

振り返れば父がいる1(立松心平)
解説(黒古一夫)

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