カートは空です。
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人類史上の汚点「ジェノサイド」は、過ぎ去った物言わぬ歴史ではなく、来るべき悲しい可能性である。ホロコースト/ショア、ルワンダ、スレブレニツァ、ダルフール、アゼルバイジャン、カンボジア、アルメニア…。夥しい事例を真摯に究明し、固有の原理と共通のメカニズムを析出し、予防システムの構築を目指す。人類が知るべき、「ジェノサイド研究」の現在。
石田勇治:東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。専門はドイツ近現代史、ジェノサイド研究。2008年、法と民主主義特別賞受賞。著書に『20世紀ドイツ史』(白水社、2005年)、『過去の克服 ヒトラー後のドイツ』(白水社、2002年)など。武内進一:アジア経済研究所主任研究員、国際協力機構JICA研究所上席研究員。専門はアフリカ地域の政治、地域紛争、平和構築論。2009年、第31回サントリー学芸賞(政治・経済部門)受賞。著書に『現代アフリカの紛争と国家―ポストコロニアル家産制国家とルワンダ・ジェノサイド』(明石書店、2009年)。
・「産経新聞」(2011年8月7日)の「読書」欄にて、本書が紹介されました。・「図書新聞」3028号(2011年9月3日)にて、『ジェノサイドと現代世界』が紹介されました。(評者:矢野久(慶應義塾大学))