ケンリョクダッシュトピーアールセンソウ

権力奪取とPR戦争

政治家という役者たち
大下英治 著
ISBN 978-4-585-23009-0 Cコード 0031
刊行年月 2011年7月 判型・製本 四六判・並製 336 頁
キーワード 現代社会

定価:1,760円
(本体 1,600円) ポイント:48pt

 品切 
書籍の詳細
宣伝を制するものが、権力の座につく

小沢が殴られ、谷垣が人さし指を立て、石原が頭を下げる。
政治家たちはいかにして「イメージ」を創り出し、広告代理店・PR会社はどのような「プロデュース」を行なうのか。
さまざまな思惑が入り乱れ、「世論」を奪い合って死闘を繰り広げる。徹底した取材でその裏側を描き、精緻を極める広告戦略のノウハウを解明する。

 

 

目次
第一章 民主党、フライシュマン・ヒラード・ジャパンと契約
民主党PR戦略 
PR戦略の国 アメリカ 
石原慎太郎の都知事選PR戦略 
民主党のメディア戦略の変化 
小泉首相の空気を読む力 
 ・・・ほか 

第二章 郵政選挙での小泉純一郎vs岡田克也のPR戦略
波乱の郵政国会 
小泉総理のこだわった『改革を止めるな。』 
小泉首相、悲壮の決意の記者会見 
『改革を止めるな。』信念のポスター 
『コミュニケーション戦略チーム』始動 
 ・・・ほか

第三章 田中角栄、公明党、竹下登のからむPR戦略の歴史
政界と広告宣伝業界の蠢き 
田中角栄、裏で創価学会のPRを援助 
電通PRの黒柳明の参院選 
竹下登のスキャンダル 
東急エージェンシー前野徹の政界人脈 
 ・・・ほか

第四章 細川護煕、小沢一郎、神崎武法の役者魂
女性目線の広告会社 
頬杖をつく細川護煕の新聞広告
新進党結党大会を覆い尽くした一枚の幕
自民vs新進 苛烈するコマーシャル戦争
竹刀を振るう橋本龍太郎
 ・・・ほか

第五章 安倍晋三vs「生活が第一」の小沢一郎の参院選
最初はグー、斎藤健?
安倍総理をマンツーマンで指導
政治とは生活である
スピーチライターの不在
電通、アサツー・ディ・ケイ、I&Sの三社体制
 ・・・ほか

第六章 麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人、谷垣禎一のPR戦争
『選挙の顔』麻生総理を売り込め! 
麻生総理のメディアトレーニング 
麻生総理の達筆さをアピールするはずが・・・・・・ 
『景気に全力。』と『75分の2』
『政権交代。』の四文字の魔力
 ・・・ほか

あとがき
プロフィール

大下英治(おおした・えいじ)
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部卒業。
1970年、『週刊文春』の記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊『文藝春秋』に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。
1983年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている。

書評・関連書等

・「日本経済新聞」(2011年8月28日)の「読書」欄にて、本書が紹介されました。
・「京都新聞」(2011年8月28日)の「読書」欄にて、本書が紹介されました。
・「リベラルタイム」(2011年11月号)の「INFORMATION」欄にて、本書が紹介されました。
・「週刊エコノミスト」(2011年9月13日特大号)の「話題の本」欄にて、本書が紹介されました。


*特集ページも是非ご覧ください。
「宣伝を制するものが権力の座につく― 『権力奪取とPR戦争』」

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