カートは空です。
商品1914/2194
「西鶴全体を総合的に把握することは,当時の西鶴のおかれた文学環境とその作品についての一つ一つの研究の積み重ねによってしか達成しえないはずのもので,現在の自分の西鶴像を提出していく以外に方法はないわけである」との方法論に則り,前著『西鶴と浮世草子』を引き継ぎ,中期・後期の西鶴諸作品を中心に論じる。特に西鶴と書肆・出版メディアなどの相関関係を遺稿の出版という問題から考察した。