カートは空です。
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文明開化の大合唱の中、明治政府は淫祠として金精神を廃止。西洋の文化・学問の導入と国民教育をたてまえに、“性”を、遅れたもの、下等、下劣、鄙猥、卑猥・猥褻、不潔な物ときめつけ、蔑視し、隠蔽した。いま“性”が、近代の誤謬に反省を迫る。近代の呪縛を否とし、「祖先が宇宙の真理を究明せんとした努力の発露」であるとした出口米吉。20世紀のはじめに誕生した“性の民俗”研究の原点を掘り起こし、“性の言葉”を回復し、民俗的想像力を再発見する。全5巻セット。