刊行のことば文学と笑い研究
菊と魚(二) ハワード・ヒベット(マーク・ボーラー、羽鳥徹哉訳)
イギリス的ユーモアの特性(一)―マザー・グースを中心に―鈴木紘治
マーク・トウェインのhumanityとhumor 佐野潤一郎
英泉画『ぢくちあんどう』中島穂高
近代語の「〜するがいい」「〜したがいい」形式の用法と笑い中田幸子
曾我廼家五郎の喜劇とモダニズム : 演劇近代化の諸問題 日比野啓
三大喜劇王はいかに笑われたか―一九二〇年代映画雑誌に見る〈笑い〉観―小林真二
近代文学史と笑い―骨皮道人の著作群を例に―中込重明
紅葉の翻案と笑い―〈性格〉より〈風俗〉へ―杉井和子
宇野浩二の笑い―「龍介の天上」をめぐって芥川龍之介との関係から―増田周子
牧野信一の文学と笑い羽鳥徹哉
太宰治「人間失格」に於ける笑い(前編)
―「人間失格」はなぜ悲劇として読まれたのか―丸山俊
武蔵野のモチーフと笑い―文学と漫画の間―山田吉郎
笑いを詠む平野太朗
研究文献目録(三)文学と笑い研究会(中込重明・中島穂高・丸山俊)
政治・笑い・虚無―あとがき
執筆者紹介