監修者のことば――正念場の中国
第一章　北戴河の会議
第一節　変わらぬ江沢民体制
第二節　江沢民の決めた政治報告
第三節　信頼できるスタッフ
第四節　胡錦涛の常套手法

第二章　江沢民は歌う
第一節　腐敗一掃で木工職人を退陣に
第二節　曽慶紅は指導部の腐敗一掃に着手
第三節　江沢民の訪米前に新指導部メンバーが決まる
第四節　江沢民の手みやげ
第五節　政治局常務委員増員の内幕
第六節　江沢民側近の落選

第三章　待望の日
第一節　はじめての経験
第二節　胡錦涛、曽慶紅、温家宝の三頭馬車
第三節　胡錦涛の忠実な支持者
第四節　迷信それとも人望

第四章　曽慶紅派の実力
第一節　曽一族の四烈士
第二節　中央委員の三割を占める曽慶紅派
第三節　国務院の人事
第四節　周永康、張徳江の昇進の裏

第五章　強運の温家宝
第一節　三人の首相の下で
第二節　温家宝は温加飽
第三節　甘粛省での一五年間の「修行」
第四節　地方官僚を叱咤激励
第五節　温家宝の金融改革
第六節　災害現場に温家宝あり

第六章　副首相たちの経歴
第一節　幸運児　黄菊
第二節　江沢民の左腕　曽培炎
第三節　農業政策のプロ　回良玉
第四節　公平無私な「鉄の女」　呉儀

第七章　軍隊指揮権のゆくえ
第一節　江沢民の「院政」
第二節　台湾作戦をにらんだ軍上層部人事
第三節　胡錦涛の片腕　廖錫龍
第四節　曽慶紅の次のターゲット

第八章　清華大学の人脈
第一節　清華大学出身の常務委員
第二節　徐栄凱　胡錦涛の救世主
第三節　張福森　蘭州時代の知友　
第四節　汪恕誠　清華大学の同級生
第五節　張徳隣　不運の戦友

第九章　西部人脈の結束
第一節　胡錦涛の西部愛
第二節　王楽泉の計画
第三節　人事権を掌握する張学忠
第四節　胡錦涛の金庫番　閻海旺
第五節　西部派の若手ホープたち

第一〇章　胡錦涛の挑戦
第一節　江沢民と胡錦涛の思惑
第二節　青年団出身の幹部たち
第三節　胡錦涛の台湾政策
第四節 「腐敗一掃」という神器
第五節　資本家入党の新時代到来
第六節　胡錦涛政権の経済的課題

付録１　党機関の組織図（第一六回党大会）
付録２　党中央指導部メンバー一覧
付録３　軍事委員会メンバー・軍事機構図
付録４　国務院機関の組織図
付録５　国家幹部一覧
付録６　全国地方幹部一覧

監修者あとがき――業深き中国
編訳者あとがき