カートは空です。
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華麗にして哀切極まりない『近松心中物語』の世界―。その作者、戦後劇壇の異才・秋元松代の人と作品についての、初の総合的探求の書。▼帯文より秋元松代は、苛烈な孤絶の生涯を通し、女の情念、怨念をテーマとする多くの戯曲を発表した。その原点には、師の三好十郎への苦しくも悲しい片想いの体験があったのではないか。(第一部)秋元松代は、戯曲『常陸坊海尊』などにおいて、現代喫緊の問題に、民衆の深層に生きる民間伝承を重ね、現代の問題の底深さと民衆の怨念を見事に剔抉(てっけつ)してみせた。(第二部)