学術選書
ヘイアンチョウカンブンガクロンコウホテイバン

平安朝漢文学論考 補訂版

後藤昭雄 著
ISBN 978-4-585-07085-6 Cコード 1391
刊行年月 2005年1月 判型・製本 A5判・上製 476 頁
キーワード 漢文,中古

定価:6,160円
(本体 5,600円) ポイント:168pt

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書籍の詳細

平安朝文学史上のマイルストーン。待望の名著復刊。

旧来の文学史は仮名文学をその主流とするが、平安朝の当時には、もう一方に、より正当的なものとして漢文学があった。
平安朝文学史の本来あるべき姿を示すために、漢詩・漢文を詳細に考察し、それらの制作に参加した詩人、文人を掘り起こして、平安朝漢詩文の世界を再構築した。
平安朝文学史を語るうえで必携の書。

 

 

目次
はじめに
一 嵯峨朝詩壇
 嵯峨天皇と弘仁期詩壇
 『文華秀麗集』の位置
 宮廷詩人と律令官人と―嵯峨朝文壇の基盤―
 小野岑守小論
 嵯峨朝詩人の表現―文学空間の創造―

二 菅原道真とその時代
 「文人相軽」
 大江音人―「在朝の通儒」―
 忠臣・道真・長谷雄
 菅原道真の「近院山水障子詩」をめぐって
 紀長谷雄の「山家秋歌」について
 大蔵善行七十賀詩宴について
 藤原佐世

三 一条朝前後
 桜島忠信落書について
 一条朝詩壇と『本朝麗藻』
 大江以言考
 大江匡衡の詩文
 大江匡房の「暮年詩記」について

四 詩人伝研究
 「文華秀麗集詩人小伝」拾遺
 古今集歌人における詩人的要素
 「属文の王●」―醍醐系皇親―
 漢文学史上の親王
 白河院の詩遊
 敦道親王
 学生の字について

あとがき
補訂版あとがき
索引(人名・書名・事項)

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