白居易研究年報9
ハクキョイケンキュウネンポウ

白居易研究年報 第九号

太田次男ほか 編
ISBN 978-4-585-07087-0 Cコード 3098
刊行年月 2008年9月 判型・製本 A5判・並製 352 頁
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定価:5,500円
(本体 5,000円) ポイント:150pt

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書籍の詳細

今回の第九号も、三五〇ページにおよぶ堂々の大冊となりました。前号同様、ご寄稿いただいた先生方、そして本誌を手にして下さった全ての方々に篤く御礼申し上げます。
今回の編集は、神鷹徳治先生と、前号に引き続いて静永がお手伝いさせていただきましたが、特に、前号に引き続き「座談会」を開催させていただいたことは、私個人にとりましても、大いなる刺戟となりました。前号の座談会では太田次男先生のお話を中心に、白居易研究の「過去・現在・未来」を見つめることに焦点を当てましたが、今回は、中国・清華大学の謝思助剞謳カをお招きして、特に「中国と日本のちがい」についてが話題の中心となりました。取り分け、日本と中国における文献の保存状況の違いについては、話題が宗教(特に仏教)に見える日中の差異というものにまで発展しています。この問題は、今後さらに深められて行くことを期待したいと思います。
収録論文も多彩です。謝先生の論文は、ただ単に白居易詩の解釈の問題にとどまらず、唐代の西南少数民族を考える上でも興味深いものです。林先生の論文は、唐詩に見える繰り返し表現についての幅広い視野からのものです。いずれもこれまでの「白居易研究」の枠を大きく打ち破るものと言えるのではないでしょうか。他にも、特筆すべき新しい分野の研究論文を多く収録させていただきました。文学研究のみならず、さまざまの分野で研究されている方々に本誌を読んでいただきたいと願っています。

静永 健【編集後記より】

 

 

目次
【座談会】謝思●先生を囲んで
 ―日本と中国の白居易研究を相互に眺めて―

モソ族の踊りと白居易/謝 思● 原著・静永 健 訳註
唐代叙事詩における頂真格の展開
 ―併せて白居易叙事詩の意義を再考す―/林 宗正 原著・二宮美那子 訳
白居易「中和節の頌」について/齋藤 茂
白居易の酒の描写に見られる充足感の詠出/中木 愛
貴人の庭を描く文学―白居易が捉えた裴度の集賢林亭―/二宮美那子
慧萼と蘇州南禅院本『白氏文集』の日本伝来―会昌四年識語を読み解く―/陳 ●
孫寿「堕馬髻」流行の社会的背景
―白詩に描く唐代ファッションを素材として―/桐島薫子
祖堂集鳥●章音韻考證/衣川賢次
源氏物語花宴巻と「鶯鶯伝」―朧月の系譜―/新間一美
「胡旋女」の寓意―『源氏物語』の青海波をめぐって―/荒木 浩
明治の白居易受容―大町桂月『白楽天』(支那文学大綱第二巻)をめぐって―/森岡ゆかり
【資料紹介】伝小野道風筆 白居易詩二篇/神鷹徳治
【資料紹介】宋詩自注所引の白居易関係資料(三)―南宋詩―/澤崎久和
日本における白居易の研究―二○○六年―/下定雅弘

編集後記/静永 健
その他

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◆本書の233頁末に不備がございました。該当頁の訂正済みpdfデータを公開しております。お手数をお掛けいたしますが、ご高覧いただければ幸いです。誠に申し訳ございませんでした。

【誤】***
付記 本稿は、大阪大学古代中世文学研究会第二〇〇回記念例会(二〇〇八年六月二十八日、於大阪大学大学教育実践センター)
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【正】***
付記 本稿は、大阪大学古代中世文学研究会第二〇〇回記念例会(二〇〇八年六月二十八日、於大阪大学大学教育実践センター)における発表「「胡旋女」の寓意―光源氏と清盛と」の前半部を中心に成稿化したものである。

◆訂正済みpdfは以下からダウンロードできます。
『白居易研究年報 第九号』233頁訂正済みpdf

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