ケイハンケイアクセントジテン

京阪系アクセント辞典

中井幸比古 編著
ISBN 978-4-585-08009-1 Cコード 3581
刊行年月 2002年11月 判型・製本 A5判・上製 616 頁
キーワード

定価:27,500円
(本体 25,000円) ポイント:750pt

 品切 
書籍の詳細

京阪地方のアクセントに関する記述調査資料・古録音資料に基づく研究論文の大成。基本語彙を中心に、約2万項目のアクセントを提示。近畿から四国に分布する京阪系アクセントを包括的に提示する辞典。
京都アクセントの全貌をはじめて解明、最大規模の方言アクセントデータベースとしてアクセント研究・語彙文法研究に欠かすことのできない『京阪系アクセント辞典データCD-ROM』も同時刊行。

 

 

目次
はしがき

I 概説編
はじめに
1.語音とアとの関係
1.1 語音について
1.2 特殊拍とア
1.3 母音の無声化とア
2.名詞
2.1 ア型
2.2 和語の単純名詞・癒合名詞
2.3 動詞からの転成名詞
2.4 漢語の単純名詞・癒合名詞
2.5 外来語の単純名詞
2.6 省略語
2.7 複合名詞
2.8 地名
2.9 姓
2.10 人名
2.11 姓+名のア
3.数詞・助数詞
3.1 漢語系の数字
3.2 漢語外来語系の助数詞
4.擬声語・擬態語
5.動詞
5.1 単純動詞の基本形
5.2 動詞+動詞の複合動詞の基本形
6.形容詞
7.助詞・助動詞
8.若年層に見られる変化
9.近畿中央部内部の地域差−京都・大阪・神戸−
10.微細な地域的特徴
11.近畿中央部のアの史的変遷
12.「讃岐式」と「垂井式」について
12.1 讃岐式について
12.2 垂井式について
付1 京阪式ア分布図
付2 読書案内

II 語彙編
はじめに
凡例
1.体言
2.動詞
3.形容詞
4.姓名
5.数詞
6.助詞・助動詞・用言の活用形

III CD解説編
1.CDの概要
2.京都ア辞典
2.1 調査項目
2.2 話者
2.3 構成
2.4 音調型とア記号
2.5 分節音
2.6 凡例
3.京阪系ア小辞典
3.1 概要
3.2 調査項目
3.3 高知市方言ア小辞典
3.4 徳島市方言ア小辞典
3.5 兵庫県南部方言ア小辞典 付.和歌山県江住ア
3.6 香川県方言ア小辞典
4.ア記号付き京都方言会話資料
4.1 はじめに
4.2 内容
4.3 凡例
5.ア記号付き大阪方言録音資料
5.1 はじめに
5.2 凡例

IV 考察編
はじめに
1.『高知市方言ア小辞典』に関する考察
1.1 京阪式諸方言の中での位置づけ
1.2 高知市方言内部の位置づけ
2.『香川県方言ア小辞典』に関する考察
2.1 ア規則に関する覚え書き
2.2 複合名詞
2.3 複合動詞
2.4 形容詞
2.5 数字+助数詞
2.6 姓と名
2.7 高松方言におけるアと語音の関係について−壮年層を中心に−
2.8 高松市若年層における、アと語音の関係について
3.『徳島市方言ア小辞典』に関する考察
3.1 京阪式諸アにおける本辞典の位置付け
3.2 アの新古意識
3.3 ア規則に関するいくつかの覚え書き
4.京都アに関する考察
4.1 京都アの個人差について
4.2 京都アにおける特殊拍とア核の関係について
4.3 京阪式諸方言における後部3・4拍の複合名詞のア
4.4 京都アにおける「基本ア型」からはずれる外来語のアについて
4.5 京都アと中川アにおける、動詞・複合動詞の、基本形とタ形のア
4.6 池田要氏調査の京都アについて
4.7 京都府下の京阪式アにおける低起上昇式の音調の一例
4.8 京都市周辺のいくつかの方言のアについて
5.京都アの個人差に関する数量的考察
5.1 はじめに
5.2 資料
5.3 ア体系の確認
5.4 話者間のアの一致度
5.5 まとめ
5.6 付.京都アにおける式保存の変遷について
6.大阪アの考察(1)−初期落語SPレコードを中心に−
6.1 初期SPレコードの資料
6.2 分節音
6.3 ア
6.4 今回の資料における、アの個人差・世代差・地域差
6.5 初期落語SPレコードから、現在の大阪アまで
6.6 まとめ
6.付 落語録音資料と近畿内部のアの地域差
7.大阪アの考察(2)
7.1 はじめに
7.2 分節音について
7.3 分析
7.4 まとめ
8.京都市方言会話資料に関する考察
8.1 府立総合資料館録音資料?〜?−京都市内一般の方言−について
8.2 府立総合資料館録音資料?−尼門跡寺院 曇華院−について
8.3 府立総合資料館録音資料?−洛北静原−について
8.4 著者録音の京都市内一般の方言−場面.txt、会話2.txt(1)〜(8)と(10)
8.5 『NHK全国方言資料』の京都方言について
8.6 京都府中川方言について
8.7 京都府京北町方言について
8.8 文化庁による京都市方言録音資料について
9.讃岐式アと京阪式アの対応について
はじめに
9.1 目的
9.2 調査の概要
9.3 ア体系と記号
9.4 対応の一覧
9.5 和語類別語彙の対応
9.6 漢語類別語彙の対応
9.7 語種別の対応
9.8 外来語
9.9 和語と漢語
9.10 複合語の対応
9.付 飯野と三本松のアの対照

参考文献

既刊論文との関係

この商品をお求めのお客様はこんな商品もお求めです。

おすすめ

  [詳細]
図書館員をめざす人へ 増補改訂版

図書館員をめざす人へ 増補改訂版

後藤敏行 著
定価:2,640円
(本体 2,400円)
戦後出版文化史のなかのカストリ雑誌

戦後出版文化史のなかのカストリ雑誌

石川巧 編集代表/カストリ雑誌編集委員会 編
定価:3,080円
(本体 2,800円)
新装版 正訳 紫式部日記 本文対照

新装版 正訳 紫式部日記 本文対照

中野幸一 訳
定価:2,420円
(本体 2,200円)
ハナシ語りの民俗誌

ハナシ語りの民俗誌

川島秀一 著
定価:3,520円
(本体 3,200円)
ショッピングカート