本土中心の日本の近現代文学常識を相対化する、初の沖縄文学アンソロジー。
近代、米統治下、復帰後、90年代以降、と四つに区分した時期の中で特に重要な作品を収録、沖縄文学の全体像を俯瞰する。
詩人・山之口貘の「会話」など戦前の重要作品や大城立裕『カクテル・パーティー』、東峰夫『オキナワの少年』、又吉栄喜『豚の報い』、目取真俊『水滴』の芥川賞受賞4作品を含む全36作品を収録
また、沖縄文学に関わる「本土」と「沖縄」の文学研究者14人による詳細な解説も掲載。
※NPO団体≪前夜≫刊、既刊『前夜』(2005秋)号『前夜ブックガイド』に、『沖縄文学選』が紹介されました。