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オオタニタンケンタイトソノジダイ

大谷探検隊とその時代

白須淨眞 著
ISBN 978-4-585-09077-9 Cコード
刊行年月 2002年10月 判型・製本 菊判・並製 132 頁
キーワード

定価:1,760円
(本体 1,600円) ポイント:48pt

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書籍の詳細

※品切れ絶版 

明治という時代、
 西洋ではなく
 内陸アジア奥深く
 そしてインド・中国へと
向かった青年たちがいた

その歴史的背景を、大胆に問う

大谷探検隊は、世界史の「内陸探検の時代」だけでなく日本・アジア近代史の問題である

◎わが国近代史が大谷探検隊を認識できなかったのは、なぜか。
◎明治という時代、仏教伝来の道を調査する必要性はどこにあったのか。
◎ヘディン、スタイン、ル・コックなどヨーロッパ諸国の探検隊との相違は、何か。
◎藤村、鴎外、茂吉、和辻哲郎、木下杢太郎が大谷探検隊に関心を寄せたのは、なぜか。
◎「無二のいのち」も顧みない行動をした探検隊員の生命観とは、何か。
従来、問われることのなかった疑問に斬新に答える

 

 

目次
1  いついかなる時代にあっても
2  茂吉と杢太郎の西域
3  和辻哲郎の西域
4  大谷探検隊とは
5  見落とされた大谷隊
6  探検のプログラム
7  スタインの成果
8  ロンドンの光瑞
9  ベルリンの花祭り
10  ジョン=ミルン
11  ロンドンからの電報
12  発表された探検計画
13  長州藩の僧、月性と鉄然
14  明治維新と西本願寺
15  長州藩の僧、京都へ
16  岩倉使節団と島地黙雷
17  寺法と集会
18  学制改革と赤松連城
19  『中央公論』
20  イギリスのミュラー先生
21  フランスのレヴィー先生
22  ヨーロッパの仏教学
23  日本のイブンバトゥータ
24  アフガニスタンへ
25  新門・大谷光瑞の登場
26  光瑞、初めてのアジア体験
27  光瑞、ロンドンへ
28  光瑞のヨーロッパ
29  アジアの仏教徒として
30  カシュガルで
31  氷河を越えてインドへ
32  カシミールからガンダーラへ
33  釈迦誕生の地ルンビニへ
34  悲劇の王舎城へ
35  あゝ藤井宣正
36  ミャンマーから中国へ
37  タクラマカン砂漠へ
38  砂漠の仏教の王国・亀茲へ
39  キジル千仏洞
40  蘭州をへて中国へ
41  六甲の大別邸
42  エピローグ・求法とは

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