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貸本屋や絵草紙屋、小間物屋等の営業文書や蔵書書目・看板・仕入れ印など、書籍流通の実態を伝える諸史料を「眼光表紙裏に徹する」博捜により再構築し、書籍文化史の動態を捉える。
鈴木俊幸(すずき・としゆき)1956年生まれ。中央大学文学部教授。日本近世文学、書籍文化史専攻。現在は近世の書籍流通を中心に研究している。著書に『増補改訂 近世書籍研究文献目録』(ぺりかん社、2007年)、『絵草紙屋 江戸の浮世絵ショップ』(平凡社選書、平凡社、2010年)、『江戸の本づくし』(平凡社新書、平凡社、2011年)、『蔦屋重三郎』(平凡社ライブラリー、平凡社、2012年)、共編書に『江戸時代初期出版年表』(勉誠出版、2011年)などがある。