カートは空です。
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朝鮮出身の舞踊家崔承喜は、いかなるイメージ戦略を行い、一九三〇年代の日本で舞踊芸術家としての地位を確立したのか。日本と朝鮮、さらに世界の人々はどのような存在として受け止めたのか。新発見資料多数を含む、絵画、写真、文学、広告など多様なメディアに描き出された表象や言説を丹念に分析。「半島の舞姫」から「世界の舞姫」への軌跡を追う。植民地体制下の日韓文化交流の実態をも明らかにした画期的成果。 ★受賞★ 第42回サントリー学芸賞〔芸術・文学部門〕を受賞しました。
李賢晙(イ・ヒョンジュン)1976年韓国生まれ。宇都宮大学国際学部国際文化学科、東京大学大学院比較文学比較文化博士課程を経て2015年博士(学術)取得。現在、小樽商科大学准教授。専門は日韓比較文学比較文化。主に崔承喜、近代日韓文学、樋口一葉を研究対象とする。主要著作に「解説」『会館芸術 第7巻 1935年(昭和10年)7月~12月』(ゆまに書房、2017年)、「解説」『会館芸術 第9 巻 1936年(昭和11年)7月~12月』(ゆまに書房、2017 年)、「第六章 発信する朝鮮の舞姫の舞踊写真、 越境する日本帝国文化―戦前の対外宣伝誌『NIPPON』掲載の崔承喜写真を中心に」梁蘊嫻編『東アジアにおけるトランスナショナルな文化の伝播・交流―メディアを中心に』(台湾大学出版中心、2016 年)など。
★広告情報「朝日新聞」(2019年4月13日)に5段12割広告を掲載しました。