ミチヨリノバラ ゼンハチカン

未知よりの薔薇 全八巻

竹本忠雄 著
ISBN 978-4-585-39500-3 Cコード 0095
刊行年月 2021年10月 判型・製本 四六判・並製 1840 頁
キーワード 伝記

定価:17,600円
(本体 16,000円) ポイント:480pt

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書籍の詳細

パリ文壇にデビューし、初めて民間から起用された日本大使館の文化技術顧問として活躍したフランス留学時代。澁澤龍彦、横尾忠則など多くの若者たちが、その教えを乞いに、フランスの著者のもとに集まった。
マルローの東宮御進講を実現させ、筑波大学では「科学・技術と精神世界」という、研究者としてはタブーであった精神世界に踏み込んだ、国際学会を実現させる。
学問的には異端者と評されることもありがながら、自身の信念のもと、霊性の世界に真摯に対峙し続けた著者の、揺れ動く魂の軌跡をあますことなく書き上げる。

皇太子明仁親王・同妃美智子両殿下(当時)、アンドレ・マルロー、ダライ・ラマ十四世法王、鈴木大拙、ホルヘ=ルイス・ボルヘス、三島由紀夫、川端康成、美輪明宏、石原慎太郎など、時代を代表する多くの著名人たちと交流を持ち、様々な奇跡的な体験を繰り返した著者の波乱に満ちた魂の告白録。


【著者と親交のあった主な登場人物】
アンドレ・マルロー(作家、ド・ゴール麾下文化担当国務大臣)、ダライ・ラマ十四世法王、丹下健三(建築家)、岡本太郎(画家)、鈴木大拙(仏教学者、『日本的霊性』)、森有正(哲学者)、出光佐三(出光商店創業主、日章丸船主)、昭和天皇・香淳皇后両陛下、皇太子明仁親王・同妃美智子両殿下、澁澤龍彦(作家)、横尾忠則(画家)、三島由紀夫、川端康成、芹沢光治良、ピエール・カルダン(服飾デザイナー)、美輪明宏、堤清二(実業家、作家)、阿南功一(筑波大学学長)、など多数。


執行草舟、絶讃!
壮大な魂の叙事詩。
生涯を深奥世界のミステリー探索に賭した男の、勇気と、哀しみと、驚異に満ちた二十一世紀の黙示録。
執行草舟(『脱人間論』、『生くる』、『友よ』などの著者)

 

 

目次
第一巻 由来篇
第二巻 出遊篇
第三巻 流浪篇
第四巻 筑波篇
第五巻 交野路
第六巻 秘声篇
第七巻 影向篇
第八巻 寂光篇
プロフィール

竹本忠雄(TAKEMOTO Tadao, 1932~)
日仏両国語での文芸評論家。筑波大学名誉教授、コレージュ・ド・フランス元招聘教授。
東西文明間の深層の対話を基軸に、多年、アンドレ・マルローの研究者・側近として『ゴヤ論』『反回想録』などの翻訳、『マルローとの対話』などを出版、かたわら、日本文化防衛戦を提唱して欧米での反「反日」活動に従事(日英バイリンガル『再審「南京大虐殺」』等)。その途上で皇后陛下美智子さまの高雅なる御歌に開眼し、仏訳御撰歌集をパリで刊行、大いなる感動を喚起して、対立をこえた大和心の発露の使命を再確認する。
令和元年11月、仏文著書『宮本武蔵 超越のもののふ』(日本語版、勉誠出版)を機に、87歳でパリに招かれて記念講演を行い、新型コロナウィルス流行直前に帰国して、構想50余年、執筆8年で完成した『未知よりの薔薇』の米寿記念刊行に臨む。

書評・関連書等

★書評・紹介★
「産経新聞」(2021年11月29日・文化欄) にて大きく紹介されました。(→記事:桑原 聡 氏)

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