デジタルアーカイブ・ベーシックス
チシキインフラノサイセッケイ

知識インフラの再設計

数藤雅彦 責任編集
ISBN 978-4-585-30301-5 Cコード 1000
刊行年月 2022年11月 判型・製本 A5判・並製 256 頁
キーワード 総記,アーカイブズ,博物館,図書館,現代社会,社会学

定価:3,520円
(本体 3,200円) ポイント:96pt

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書籍の詳細
知識インフラとしてのデジタルアーカイブ
その制度と仕組みを考える

近年デジタルアーカイブはその意義をいっそう高めているが、持続可能性や人材育成、予算、権利処理などの課題が依然として残っている 。こうした課題に対し、デジタルアーカイブの制度や仕組みにスポットをあて、法律、教育、経営、経済などさまざまな分野の専門家による論考から、知識インフラを「再設計」する。
「デジタルアーカイブ・ベーシックス」第2期、刊行開始!


※本書『知識インフラの再設計』より、「第5章 デジタルアーカイブにおけるソフトローの意義と実践(数藤雅彦・川野智弘・小松侑司)」を公開中
知識インフラの再設計 第5章

 

 

目次
第2期シリーズを始めるにあたって 柳与志夫

序章 記憶の家は誰のものか 吉見俊哉

本書の趣旨と構成 数藤雅彦

第1部 デジタルアーカイブによる社会設計のあり方
第1章 知識コモンズとデジタルアーカイブ 西川開
第2章 文化政策としてのデジタルアーカイブ―歴史的な多義性とこれからの方向 田良島哲
第3章 デジタルアーカイブの教育利用 重田勝介


第2部 デジタルアーカイブの法制度をつくる
第4章 デジタルアーカイブの政策形成過程の研究―予算措置と法律制定の事例から 小山紘一
第5章 デジタルアーカイブにおけるソフトローの意義と実践 数藤雅彦・川野智弘・小松侑司
第6章 デジタルアーカイブにおける違法有害情報対策のあり方 上沼紫野


第3部 デジタルアーカイブを持続・発展させるためのインフラを求めて
第7章 デジタルアーカイブ経営論―ヒト・モノ・カネ・情報のマネジメント 井上透
第8章 デジタル経済としてのデジタルアーカイブ論―混合財としてのDAの発展を展望して 後藤和子
第9章 デジタルアーカイブ連携とネットワーク信頼―ネットワーク的組織論・試論 大場利康

執筆者一覧
プロフィール

数藤雅彦(すどう・まさひこ)
1982年生まれ。弁護士、デジタルアーカイブ学会評議員(法制度部会副部会長)、文化庁「博物館DXに関する検討会議」有識者委員、東京文化資源会議幹事。
主な著書に『デジタルアーカイブ・ベーシックス1 権利処理と法の実務』(編著、勉誠出版、2019年)、『令和2年改正 個人情報保護法の実務対応―Q&Aと事例』(共編著、新日本法規、2021年)、『AI・ロボットの法律実務Q&A』(共編著、勁草書房、2019年)、論文に、「発掘調査報告書のインターネット公開に向けた権利処理」(奈良文化財研究所、2022年)、「インターネットにおける肖像権の諸問題:裁判例の分析を通じて」(『情報の科学と技術』、2020年)、「Rights Statementsと日本における権利表記の動向」(『カレントアウェアネス』、2020年)などがある。

書評・関連書等

「デジタルアーカイブ学会誌」7巻2号にて、本書の書評が掲載されました。→評者:大髙崇氏(NHK放送文化研究所)

◆本書151ページに掲載の図1におきまして、誤りがございました。正しくはPDFのようになります。
『知識インフラの再設計』正誤表

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