「ジャパニーズペインター」と呼ばれる江戸時代のからくり人形は、なぜ異国に渡ったのか。
からくり師、時計師、天文家、マジシャン、コレクター……交錯する人物たち。わずかな痕跡を残し消えた高度なからくり人形の謎に迫るため、近代的エンジニアの先駆け田中久重の生涯を足がかりに、からくり製作の歴史と文化創造の過程を丹念に追った一冊。
貴重なからくり人形の写真を含む、約100枚の図版を掲載!
【本書の特色】
・江戸時代に開化・発展をとげたからくりの歴史を知ることのできる一冊。
・巻末には主要人物の説明や、索引を完備。