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明治天皇が徳育の要点を盛り込み、自ら実践を誓った「教育勅語」。 日本中学校の杉浦重剛校長が、古今東西の名文・名言を活用し、後の昭和天皇にわかりやすく説いた御進講の全文を収録。 補注および詳細な解説も附した決定版。 *本書は『昭和天皇の学ばれた教育勅語』(2006年3月刊行)の新装版となります。
杉浦重剛(すぎうら・しげたけ) 安政2年(1855)近江国膳所藩生まれ。 大学南校(理学)卒業後、明治9年(1876)から英国留学。同15年、東大予備門長。同18年、東京英語学校(のち日本中学校)設立。同25年から没年(1924)まで日本中学校校長。大正3年から同10年まで東宮御学問所御用掛(倫理担当)。同13年2月、皇太子殿下(昭和天皇)と久邇宮良子女王(香淳皇后)御成婚の20日後に満68歳で逝去。主著『杉浦重剛全集』全6巻(思文閣出版)など。 所功(ところ・いさお) 昭和16年(1941)12月、岐阜県出身(小田原市現住)。同41年(1966)3月、名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了(国史学専攻)。同61年(1986)9月、法学博士(慶應義塾大学・日本法制文化史)。令和元年(2019)11月、日本学賞受賞(宮廷儀式の研究)。 職歴:皇學館大学教員(9年間)、文部省教科書調査官(6年間)、京都産業大学教授(教養部→法学部・日本文化研究所、31年間)、モラロジー研究所教授(10年間)。 現在、京都産業大学名誉教授、國民会館理事など。